2016年2月26日金曜日

ジョディ・フォスター(1962~)
此のコーナーに外国女優を出すのは初めてだが、此の処
「おとなのけんか」「告発の行方」「しあわせの1ページ」と
彼女が主演した映画が、たて続けにオンエアされているので。

彼女は所謂、子役上がり。3歳の時からCM出演。
アラン・パーカーの「ダウンタウン物語」等でヒロインを演じ
マーティン・スコセッシの映画「タクシー・ドライバー」と
どちらも子供ながら色気のあるマセた少女役。
しかし、レーガン暗殺を企てた犯人が
熱狂的な彼女のファンという事を知り
ショックを受けた彼女はしばらく芸能界から身を引いた。
一般的に”子役は大成しない”と云われるが
彼女は世間の常識を破り
その間に、高校、大学と見事な成績で卒業し
再び映画界に戻って
「ホテル・ニューハンプシャー」「告発の行方」の
問題作に好演、そしてスリラー映画「羊たちの沈黙」で
アカデミー主演女優賞を得て人気も不動のものとした。
なにしろ彼女は高校で”バカロレア”という
フランスの高等教育修了レベル国家資格を取った才女。
自らもプロデューサーや監督作品も作り
その知性と、強い性格のまま
女性の権利を主張する前向きな役を演じている。
また、流暢なフランス語でジャン・ピエール=ジュネの
フランス映画「ロング・エンゲージメント」にも
吹き替え無しで出演している。

ハリウッドでフランス語が達者なのは
ルルーシュの映画「パリのめぐり逢い」のキャンディス・バーゲン
トリフォーの映画「アメリカの夜」のジャクリーヌ・ビセット
「まぼろしの市街戦」のジュヌヴィエーヴ・ビジョルド
(もっとも、彼女はフランス系カナダ人だが)
最近では「モンタナの風に吹かれて」の
クリスティン・スコット・トーマス。(彼女はイギリス人だ)

前回の”熟女の季節”に出した日本の岸恵子にしろ
私は、どうもフランス語が出来る女優に惹かれる様だ。

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