2016年2月13日土曜日

ショーン・コネリーやブルース・ウイルスの様に
主役をはる俳優も中には居るが
禿頭はハンデが有り、ほとんどは脇役である。
それでも主役を食う程の個性を持つ俳優を2人。
 エド・ローター(1938~2013)
あまり映画を観ない人でも
禿げ上がった頭と鋭い眼付きの此の顔には記憶が有るだろう。
悪役ながら確かな演技力で主人公を痛めつけ
それゆえ映画が面白くなっている。
先日、放映していたチャールズ・ブロンソンの
「スーパー・マグナム」では暴力が蔓延る
無法地区の警察署長を演じ
”私設自警団”ブロンソンの足を引っ張ると思いきや
実は彼を利用して街の浄化を計る賢い役だった。
ジェフ・ブリッジスの「ラスト・アメリカン・ヒーロー」
バート・レイノルズの「ロンゲスト・ヤード」と
何れも敵役ながら最後、主人公に寝返る善い役は
監督が彼の演技力を信用している証拠だろう。
様々な話題作に出演していたが惜しくも78歳で亡くなっている。
ピート・ポスルスウェイト(1946~2011)
こちらも一度観たら忘れられない禿頭と鋭い眼付きは同じだが
若くして既に英国シェークスピア劇の名優
あの「エイリアン3」
ダニエル・デイ=ルイスの「ラスト・モヒカン」
ユアン・マクレガーと「ブラス!」
スピルズバーグに気に入られ「アミスタッド」
「ジェラシック・パーク2」と続けて起用されている。
ラッセ・ストロハイムの「シッピング・ニュース」では
気骨の在る英国人らしさを地で演じていたが
膵臓がんで64歳の若さで亡くなっている。

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