<追悼>
デヴィッド・ボウイ(1947~2016)
近頃、やたら胸騒ぎが、していたボウイ。
やはり、死んでいた。
その昔、ハリウッドのルーズベルト・ホテルのプールサイドで
音楽評論家の福田一郎氏から切符を貰って行った
ユニバーサル・スタジオのコンサートで観た彼は
まさにジギー・スターダスト「地球に落ちて来た男」
宇宙人であった。
フィナーレ、無数のバルーンが俯瞰で観たL.A,の街を覆い
そのまま自分が宇宙へ飛び立った様な気がした。
それからも、イーノとのベルリン3部作
そして”ヤング・アメリカン”の
ソウルの進化系フィラデルフィア・サウンドへの傾倒
彼はTV「ソウル・トレイン」の番組出演を初めて果たした白人。
すべてが1度として同じ航路を辿らない、時代の水先案内人。
名声”フェイム”を保ちながら前衛であり続けた彼は
私の”ヒーロー”そのものであった。
売れに売れた究極のポップ・アルバム”レッツ・ダンス”は
やっと時代が彼に追いついたとまで云われた。
映像に強い興味を持ち、ヴィデオ・クリップも
丁寧に作って来た彼は
映画音楽にも”ジス・イズ・ノット・アメリカ”等
優れた曲を提供している。
リンゼイ・ケンプの下でマイムの修行した彼は
俳優として映画出演も多く
大島渚の「戦場のメリークリスマス」では
阪本龍一の軍人が、捕虜の彼に恋い焦がれる役であった。
それほどの性的魅力で、晩年はスーパー・モデルのイマンと結婚し
身体の不調を理由にコンサートを途中でキャンセル。
その後は謎の様な引退生活。
そして突然の新作”ザ・ネクスト・デイ”をネット配信で
その内容は神の存在を否定するものであった。
その訳は今回解った事だが彼は不治の病”癌”であった。
結局、「地球に落ちて来た男」は映画の結末とは異なり
宇宙に戻れ、今、夜空の星屑と成った。
寒いが外に出て、今夜は、その星を探そうか?


0 件のコメント:
コメントを投稿