2015年12月25日金曜日

エピソードⅦ "フォースの覚醒"
社会現象の様に取り扱われている此の新作は
実は、膨大な広告費のせいだと解ってはいても
先日の「007スペクター」の時,館内に
白いクローン兵”ストーム・トルーパー”が
置いてあった同じ映画館に
ゴキブリ・ホイホイみたいに入っちゃいました(笑)

はっきり言って出来はイマイチです。
特に何処が悪いと言う訳ではありませんが
期待した感動も興奮も得られませんでした。
恐らくルーカス・フィルムがディズニー・ピクチャーに
買収されたのが大きいと思います。
此れまで監督ジョージ・ルーカス個人の
それこそ、銀河の様な果てしない”イメージ”に溢れていた
夢の世界に、大企業の収益目的が
絡んだのが、主な原因と思われます。

何処から探して来たのか、今度の主役の
ヒロイン、デイジー・リドリーは輝いています。
今に、ナタリー・ポートマンの様に成るでしょう。
その相手役で黒人俳優のジョン・ボイエガも
デンゼル・ワシントンの若い頃みたいで格好良いです。
それに昔の名前で出て来ました
ハンソロ役のハリソン・フォードに
レイヤ姫のキャリー・フィッシャー
それぞれ老けましたが観る方は同窓会に行ったみたいで
懐かしさに涙が出ます。
でもラストのオチに出たルーク・スカイウォーカー役の
マーク・ハミルは老け過ぎて誰か判りません(笑)
そしてお馴染みドロイド、R2-D2にC-3POに
新たに、丸っこいBBQじゃ無くてBB-8と言うのが
超カワイイです。
ビジュアル・エフェクトも技術が進んでスケールが
大きく成ってます。
それでも、アっと驚くイメージが無いのです。
”ルーカスの世界”を超えていないのです。

ストーリーはエピソードⅦですが
エピソードⅢとⅣの間を繋いでいる設定なので
意外性を出せというのが、どだい無理でしょう。
ネタばれする気はありませんが
“えっ、貴方は私のお父さんなの?”と云われても
だいたい想像した通りの展開です。
此のペースで行けば、これから
”バットマン””猿の惑星”みたいに
客が入るうち、シリーズは、続けられるでしょう。
初めて此のシリーズを観る子供達には
此の作品、充分な楽しさだと思います。
でも前作までの「STAR-WARS」を観る前の期待感と
観た後の覚めやらぬ興奮が、私の中で
終わったのを感じました。

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