エピソードⅦ "フォースの覚醒"
社会現象の様に取り扱われている此の新作は
実は、膨大な広告費のせいだと解ってはいても
先日の「007スペクター」の時,館内に
白いクローン兵”ストーム・トルーパー”が
置いてあった同じ映画館に
ゴキブリ・ホイホイみたいに入っちゃいました(笑)
はっきり言って出来はイマイチです。
特に何処が悪いと言う訳ではありませんが
期待した感動も興奮も得られませんでした。
恐らくルーカス・フィルムがディズニー・ピクチャーに
買収されたのが大きいと思います。
此れまで監督ジョージ・ルーカス個人の
それこそ、銀河の様な果てしない”イメージ”に溢れていた
夢の世界に、大企業の収益目的が
絡んだのが、主な原因と思われます。
何処から探して来たのか、今度の主役の
ヒロイン、デイジー・リドリーは輝いています。
今に、ナタリー・ポートマンの様に成るでしょう。
その相手役で黒人俳優のジョン・ボイエガも
デンゼル・ワシントンの若い頃みたいで格好良いです。
それに昔の名前で出て来ました
ハンソロ役のハリソン・フォードに
レイヤ姫のキャリー・フィッシャー
それぞれ老けましたが観る方は同窓会に行ったみたいで
懐かしさに涙が出ます。
でもラストのオチに出たルーク・スカイウォーカー役の
マーク・ハミルは老け過ぎて誰か判りません(笑)
そしてお馴染みドロイド、R2-D2にC-3POに
新たに、丸っこいBBQじゃ無くてBB-8と言うのが
超カワイイです。
ビジュアル・エフェクトも技術が進んでスケールが
大きく成ってます。
それでも、アっと驚くイメージが無いのです。
”ルーカスの世界”を超えていないのです。
ストーリーはエピソードⅦですが
エピソードⅢとⅣの間を繋いでいる設定なので
意外性を出せというのが、どだい無理でしょう。
ネタばれする気はありませんが
“えっ、貴方は私のお父さんなの?”と云われても
だいたい想像した通りの展開です。
此のペースで行けば、これから
”バットマン””猿の惑星”みたいに
客が入るうち、シリーズは、続けられるでしょう。
初めて此のシリーズを観る子供達には
此の作品、充分な楽しさだと思います。
でも前作までの「STAR-WARS」を観る前の期待感と
観た後の覚めやらぬ興奮が、私の中で
終わったのを感じました。







0 件のコメント:
コメントを投稿