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東京ナイトクラブ:松尾和子&フランク永井
進駐軍基地に始まり、力道山の経営したクラブ・リキで
歌っていた松尾和子のデビューには
彼女を作曲家・吉田正に紹介した
同じく基地歌手仲間のフランク永井が手を貸している。
既にビクターのスターであった彼とのデュエットは
同じジャズ畑出身2人のバタ臭い歌唱力もあり
それまでの”演歌”とは違う”ムード歌謡”ブームの
先駆けとなる大ヒットと成った。
そして贅沢にも此の曲は
シングル盤のB面であったので
A面の吉田正・門下のマヒナ・スターズと共演の
「グッド・ナイト」も追いかける様にヒットし
あっという間に、松尾和子は人気歌手の仲間入りした。
私の兄たちが此の曲を良くラジオで聴いていたので
歌詞の中に出て来る”東京=都会””大人の男と女”とは
子供ごころに、イヤらしいと思いつつ
そんなものか?と学習したのであった。
此の歌のコンビ、松尾和子とフランク永井は
いつも甘い歌を歌っていたのに
幸せとは程遠い亡くなり方をしたのが
今は、とても切ない。


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