2015年8月5日水曜日

TIN TIN:タンタン
1929年に新聞連載からストートし
その後、人気を呼び単行本化された此の漫画は
日本でも1968年に翻訳され
計24作出版されて、そのファンは多いが
ヨーロッパで此の本の人気は絶大だ。
漫画本ながら落としたら足を怪我するほど
分厚い表紙で丈夫に出来ていて
親から子へとボロボロになって何代も受け継がれている。
パリやバルセロナにも専門の本屋が在り
様々なグッズやポスターが売られている。
私はシリーズ本、全部持っている訳では無いが
だいたいの処はコレクションしているし
NHKでやっていたアニメは全部録画して
DVD化してジャケットを付け、BOXにしている。
あのスピルズバーグが此れにヒントを得て
映画「インディジョーンズ」を作ったのは有名だが
「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督を
起用して3Dでアニメ化したのは頂けなかった。
タンタンの、ほのぼのとした世界と
今のC.G.とは強い違和感が在るのだ。
此れはハリウッド版「鉄腕アトム」と同じだ。

ベルギーの漫画家エルジェが生み出した
”タンタン”という名のヒーローは
独特の洗練された線と渋い色使いに特徴があり
その洒落たセンスは沢山のクリエイターを刺激し
以下の様なオマージュ作品が沢山ある。
コチラはオレンジ・ジュースの広告。
そして、私の持っている、お気に入りポスターが此れ
バルセロナの本屋で見つけたのだが
素朴なパステルで描かれて居て
タンタンは少年ではなく、酒も煙草もやる大人で
愛犬スノーイも心配する
”タンタンの孤独”といったメランコリー・ムードか?

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