ダンケルク:モーリスジャール
フランスの名匠アンリ・ベルヌイユが
第二次世界大戦の激戦場ダンケルクの悲劇を描いたもの。
当時の人気スター、ジャン・ポール=ベルモンドを主役に
イタリアの名花カトリーヌ・スパークとのロマンスを絡ませ
ドイツ軍の猛攻に膨大な犠牲者を出し
撤退を余儀なくされた連合軍とフランス軍の作戦失敗に
ベルモンドが演じた兵士は、英雄と呼ぶには、余りも人間臭く
戦争が如何に人間性を破戒してしまうかを静かに伝えている。
作曲家モーリス・ジャールは「地上最大の作戦」以来
「アラビアのロレンス」「パリは燃えているか?」
「将軍たちの夜」「地獄に堕ちた勇者ども」と
当時の戦争映画音楽を一手に引き受けた感が有り
此の映画でも打楽器で勇壮さを出し
対局の哀しいメロディが余韻を残している。
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