2015年8月19日水曜日

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まぼろしの市街戦:ジョルジュ・ドルリュー
昨日に続いてフランス映画音楽の宝石
ジョルジュ・ドルリューが音楽を付けた作品。
監督はフィリップ・ド・ブロカ。
シャブロールやトリフォーの助監督
そしてゴダールの「勝手にしやがれ」では出演もしていた。
彼のデビュー第一作である。
助監督時代のコネを利用して
ヌーベル・ヴァーグの実力派俳優やスタッフを贅沢に使い
新人とは思えぬスケールの大きな
戦争ブラック・コメディを作った。
舞台は第一次世界大戦時の北フランス
中世の面影を残す田舎町に残された時限爆弾を巡り
フランス軍、ドイツ軍、イギリス軍入り乱れての大混戦。
それに町の精神病院から逃げ出した患者達が加わり
ファンタジックなコメディにサスペンスが加わり
面白うて、やがて哀しき反戦映画。
いまだにカルト映画として世界中で人気のある作品。
此の可愛らしいケルトのスカートを着た
兵隊のポスターはウチの壁に貼ってある。

ふと気付いたが此の王様のイラスト
フランスの有名デザイナー、サヴィニヤックが
描いたのではなかろうか?
あの時代の「わんぱく旋風」もそうだったし
彼でなければ弟子のモルヴァンかも知れない。

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