童夢:大友克洋
今や世界的に有名な劇画作家・大友克洋が
長編アニメ映画にも成った「AKIRA」に遡る事10年前の
1983年発表した此の作品は、その情念と迫力に於いて
「AKIRA」の世界の前兆が読める。
あの手塚治虫が嫉妬したと云われるデッサン 力。
その魅力ある線で細部まで緻密に書き込まれ
私が古本屋で見つけた此の大きな豪華本で
(定規とピンポン玉でサイズを想像して欲しい)
見ると更にスケール感が強調される。
巨大な高島平団地がサイキック攻撃で破壊されるシーンは
何度かゴシック・ホラーを得意とする
国内外の映画監督が、実写化を試みるも
果たせない凄い映像である事が理解出来よう
・・・が、しかし今のC.G.技術の進化を持ってすれば
いつか、それも叶う日が来るかも知れない?





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