2015年4月19日日曜日

アラン・ドロン出演映画音楽集(最終回)
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ヌーヴェル・ヴァーグ:パウル・ヒンデミット他
デビュー以来ルネ・クレマンやヴィスコンティの作品で充分
アラン・ドロンの才能は評価された筈だが、
いつもジャン・ポール・ベルモンドを意識して来た。
現にフランスでの人気は、いつも彼のが上だった。
生まれ育った環境の違いもあるだろうが
ドロンは恐らくベルモンドの持つ知性に
コンプレックスを抱いていたと思える。
だからベルモンドをスターにした「「勝手にしやがれ」の監督
ジャン・L・ゴダールの誘いに乗った晩年の此の作品は
題名も「ヌーヴェル・ヴァーグ」
そう云えばドロンは映画史に残る此の運動に
同時代だった筈だが何故か参加して居なかった。
フランス映画界きっての大監督と大スターの
最強のタッグが組まれたわけだが・・・。
それでも相変わらずゴダールらしい難解な映画に
私は申し訳ないが途中で寝てしまった。
音楽はゴダールがクラシック等
様々なジャンルから、より選った曲を場面にあわせた構成。
それも芸術的に教養の深いゴダールの昔からのスタイル。

そんなワケで俳優アラン・ドロンの足跡を
彼の出演した映画音楽から辿った此のシリーズ。
「今日の1曲」として楽しんで頂けましたかな?
最後に彼は
フランスのみならず世界の映画界に与えた功績により
1995年ベルリン映画祭で名誉金熊賞を受賞したというのを
付け加えて置きたい。

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