外国映画篇
フェルナンド・レイ(1917~1994)
彼は1977年カンヌ国際映画祭で
主演男優賞を取った程のスペインの名優だ。
古くは”マルセリーノの歌”でお馴染みの「汚れなき悪戯」
ルイス・ブニュエル映画の常連で「ビリディアナ」に始まり
「哀しみのトリスターナ」ではカトリーヌ・ドヌーブの相手役
「ブルジョワジーの密かな愉しみ」ではミシェル・ピッコリ等
フランスの名優達とも競演した。
その間も”マカロニ・ウエスタン”が殆どスペインの
オープンセットで撮影されたので
フランコ・ネロやジュリアーノ・ジェンマの
憎たらしい敵役として稼ぎまくった。
あっ、そうそう「続・荒野の七人」にも神父役で出ていた。
それでも彼が世界中で有名に成ったのは
ウイリアム・フリードキンの「フレンチ・コネクション」
ジーン・ハックマンを1作目ではまんまと出し抜き
此の顔だけで世界映画史に残る”悪役”に成ってしまった。
遺作はリドリー・スコットの「1492コロンブス」になるかな。
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