2015年3月29日日曜日

 外国映画篇
エミリオ・フェルナンデス(1904~1986)
昨日のフェルナンド・サンチョが
マカロニ・ウエスタン=偽・西部劇の
偽メキシコ人(本当はスペイン人)を演じていたなら
此のエミリオ・フェルナンデスは本物だ。
本物と言うか、本当は映画監督
1946年「マリア・カンデラリア」で第一回カンヌ映画祭で
グランプリを取っている有名な監督なのだ。
(どことなく知的で風格があるのはそのせいか?)
メキシコ映画で8本もの脚本兼監督の作品を撮っている。
それが「シベールの日曜日」のセルジュ・ブーギニオンの
「メキシコで死ね」に出演したのをキッカケに監督業は止め。
ユル・ブリンナー主演の「続・荒野の7人」
マーロン・ブランド主演の「シェラマドレの決斗」
サム・ペキンパー監督の「ワイルド・バンチ」で
メキシコ軍の極悪将軍を演じたのに始まり
「ビリー・ザ・キッド」「ガルシアの首」と
ペキンパー作品の常連敵役としてメキシコ代表となり
TV「刑事コロンボ」(闘牛士の栄光)には
リカルド・モンタルバンと競演。
私の大好きな作品、名匠ジョン・ヒューストンの
「火山のもとで」でも彼の存在感が光っていた。
遺作は「ポランスキーのパイレーツ」で
ギリギリまで俳優をやり、82歳で亡くなった。
彼の監督作品は日本では公開された事が無いと思うが以前
此のブログの「今日の1曲」でメキシコ音楽特集をやったとき
エミリオの顔をチラッと見つけて嬉しく成った。
でも此れだけじゃ彼が良い方か悪い方か判らんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿