2015年3月10日火曜日

 外国映画篇
ジョン・マルコヴィッチ(1953〜)kれ
彼のマルコヴィッチという変わった名字は
クロアチア系の父親から来ている。
デビュー作「プレイス・イン・ザ・ハート」で
いきなりアカデミー助演賞候補になった。
ブロードウェイの舞台で評判を呼んだ確かな演技は
映画でもスピルバーグの「太陽の帝国」
スティーブン・フリアーズの「危険な関係」
ベルトルッチの「シェリタリング・スカイ」と
主演をつとめる程の活躍をみせるが
その“怪しげな風貌”と”独特な演技”は
憎まれるには最適で、いつの間にか悪役に。
昨日のメキシコ人俳優ダニー・トレホと一緒に出た
その狡賢さと凶暴さで他を寄せ付けない貫禄が有った。
此れ以降、急激に悪役が増えたが
彼の場合”悪”を演じても知的に感じるから不思議。
とにかく今や彼はカルト的な存在でもあるからして
新鋭スパイク・ジョーンズの映画「マルコヴィッチの穴」で
自分自身という変な役を演じている。
これからも、どんな悪を演じるか楽しみな俳優である。

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