外国映画篇
ルトガー・ハウアー(1944〜)
彼は、あのポール・バーヘーベンがドイツ時代に撮った
「危険な愛」でブレイクしたから、てっきりドイツの役者と
思っていたのだがオランダ人だった。
オランダ人は殆どがドイツ語、フランス語、そして英語も
出来るから実力さえ有ればハリウッド進出も無理ではない。
彼は、まずシルベスター・スターローンの
「ナイト・ホークス」で冷酷なテロリストを演じ注目された。
そして名実共に彼をスターダムに押し上げたのが
リドリー・スコットの「ブレード・ランナー」
寿命を予めインプットされたレプリカントのリーダー役の
主演のハリソン・フォードが此の映画の事を
余り語りたがらない程、彼に喰われている。
しかし、それだけに以後の作品で、此れ以上の役に
巡り会えず、その不気味な存在感だけでひたすら
”悪役””敵役”専門と成ってしまったのは彼の不幸だろう。
それでも、今の彼が30年前の「ブレード・ランナー」を語る
此のヴィデオで観る限り、彼はレプリカントとして
あの映画で総てが終わったのかも知れない。
0 件のコメント:
コメントを投稿