2015年3月18日水曜日

外国映画篇
ゲイリー・オールドマン(1958〜)
彼のキャリアはデビュー以来、輝かしいものである。
1986年いきなり「シド&ナンシー」で
麻薬中毒のパンク・ロッカーを演じて以来
”危ない男”もしくは”キレた男”を演じたら
彼の右に出る者は居ないと云われる程の存在感。
ドラキュラ伯爵からケネディを暗殺したオズワルドと
続く変質者役は「ハンニバル」で
人肉嗜好家”レスター博士”に、両手足を奪われ
頂点を迎えた。
当然、普通の善人役は彼には来ない。
あの「不滅の恋/ベートンヴェン」でさえも
只の音楽聖ベートーヴェンに成らなかった。
「裏切りのサーカス」での冷戦下のスパイ役も
彼ならではのリアリティがあった。
最近の「バットマン」シリーズも
悪役のジム・ゴードン警部補の彼が居てこそ
話が面白く成っているし
リメイクの「ロボ・コップ」や「猿の惑星・新世紀」も
彼の凄い悪役でこそ、主人公が引き立つのである。


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