外国映画篇
ミッキー・ローク(1952〜)
此の男の顔は、その昔「ナイン・ハーフ」等で
”いま寝たい男No.1”と言われた二枚目俳優の顔では無い。
趣味のボクシングで顔にダメージを受け手術をして
当人曰く”整形に失敗した”と。
「イヤー・オブ・ドラゴン」「エンゼル・ハート」と
”危ない役”の兆しは有ったものの
ベースはハンサム男のそれであった。
しかし、此の悪役シリーズの最初の方に登場した
”ダニー・トレホ”の様な顔に成って以降の役といったら
もう開き直って、まず「レスラー」で
自らの人生をなぞる様に落ちぶれた
レスラーを見事に演じ
「アイアンマン」「シンシティ」「インモータルズ」と
来る役、来る役、すべてが野獣の様な怖い悪人を演じて
今や”寝たくない男No.1”に成ってしまった。
それでも顔の奥に有る瞳は昔のまま”ツブラ”なので
何処か哀愁を漂わせる処が彼の魅力。
先日TV放映された「キラー・ショット」等も
プロの殺し屋をクールに演じ
競演ダイアン・レインだから劇場公開されても良い筈だが
今の此の顔では興行主も流石に手が出なかったと思える。
”人形は顔が命”とは雛人形のCMだが
”俳優も顔が命”日本の北野武の例を出すまでもなく
それをどう生かすかは、その俳優の才能だろう。
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