知性派
佐藤慶(1928~2010)
彼は大島渚作品に良く出て居たので”大島組”に入れようか
迷ったが「創造社」では無いので今日まで残ってしまった。
俳優座四期生、同期には仲代達矢、宇津井健、中谷一郎。
感情の起伏を見せないニヒルな表情は様々な映画やTVで
ニガリの様な役目を果たし物語を堅め
ドスの効いた低音は記録映画のナレーションでも説得力が有った。
先に出した成田三樹夫が似ていたが、佐藤の方が
数段幅は広くエロイ役からコミカルな役と
どんな役でも演じた、まあそれだけの実力派だったという事だ。
大島渚だけでなく政治的な主題の作品に多く起用され
様々な映画祭で主演男優賞
舞台でも紀伊国屋演劇賞と取っていたにも関わらず
ヤクザ映画、アクション物では陰湿な悪役を
憎々しく演じ、主人公の怒りを盛り上げた。
彼の場合、頭が良いので
最後まで逃げ切って殺されない悪役だった。
最後まで逃げ切って殺されない悪役だった。
現代劇では官僚タイプが良く似合い、
医者では「白い巨塔」の財前五郎役は田宮二郎を食っていた。
だから本当は”悪役列伝”と云うより名優と云うべきだろう。


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