第2次スペクタクル映画
此の映画の製作プロジェクトは当初から3部作として企画され
作られていた訳ではない。
余りにも長過ぎたので3部構成に成ったと云う。
それでも先の「旅の仲間」が178分
此の「二つの塔」は179分、3時間に僅か1分足らないだけ。
映画館の上映方式の常識を破っている。
此の映画の製作プロジェクトは当初から3部作として企画され
作られていた訳ではない。
余りにも長過ぎたので3部構成に成ったと云う。
それでも先の「旅の仲間」が178分
此の「二つの塔」は179分、3時間に僅か1分足らないだけ。
映画館の上映方式の常識を破っている。
ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔(2002)
前回、怪しい目だけ映していた化け物ゴラムが登場する。
その醜い姿に顔は人間の死体寸前、地獄絵の餓鬼そのもの。
そのキャラクターをモーション・キャプチャー専門俳優の
アンディ・サーキスを使って動きや表情をC.Gに映し変えている。
彼の演技にアカデミー助演賞をあげたいというファンが多い。
監督ピーター・ジャクソンのイメージは時として
あの鬼才監督ポール・バーホーベンに似て
グロテスク嗜好に走り、異常なものがある。
此の後の「キング・コング」でもゴキブリやナマコの
巨大な奴の攻撃に私は悲鳴を上げた。
まあ、それはともかく指輪を魔力を封じるため遥か彼方の火山に
それを納めるべく主人公は従者とゴラムと旅を始める。
その間にも悪い魔法使いが魔力で土から生み出した
獣の軍団を組織し、村を襲い、其処から逃れた人間達は
難攻不落と云われた谷間の砦に籠る。
そこに押し寄せる武器と鎧に身を固めた数万の獣軍団。
果たして弱い人間達は砦を守りきれるかが此の第2部だ。
例によってC.G.で緻密に増殖された獣と人間の戦いは
暗闇、雨の中と条件を変え、ダイナミックに繰り広げられるが
途中で、その余りの執拗さにウンザリして来る。
それを飽きさせないのがホビットの他の2人。
彼等が逃げ込んだ森に樹の精霊というか
大木が人間の様な表情を持ち、太い根が足と成って動くのだ。
此れは「ネバー・エンディング・ストーリー」の
動く岩の化け物を思い出させる。
その精霊たちが悪い魔法使いの城へ攻め込み
積を崩し大洪水を起こすスペクタクル。
こんな特撮を「十戒」や「ベン・ハー」の監督が観たら
さぞかし悔しがるだろう。
此の二つの塔の戦いを同時に見せるサービスぶりは
”鰻重のひつまぶし”の様で満足感充分。
とても3部作の中間、つなぎの作品とは思えない。
前回、怪しい目だけ映していた化け物ゴラムが登場する。
その醜い姿に顔は人間の死体寸前、地獄絵の餓鬼そのもの。
そのキャラクターをモーション・キャプチャー専門俳優の
アンディ・サーキスを使って動きや表情をC.Gに映し変えている。
彼の演技にアカデミー助演賞をあげたいというファンが多い。
監督ピーター・ジャクソンのイメージは時として
あの鬼才監督ポール・バーホーベンに似て
グロテスク嗜好に走り、異常なものがある。
此の後の「キング・コング」でもゴキブリやナマコの
巨大な奴の攻撃に私は悲鳴を上げた。
まあ、それはともかく指輪を魔力を封じるため遥か彼方の火山に
それを納めるべく主人公は従者とゴラムと旅を始める。
その間にも悪い魔法使いが魔力で土から生み出した
獣の軍団を組織し、村を襲い、其処から逃れた人間達は
難攻不落と云われた谷間の砦に籠る。
そこに押し寄せる武器と鎧に身を固めた数万の獣軍団。
果たして弱い人間達は砦を守りきれるかが此の第2部だ。
例によってC.G.で緻密に増殖された獣と人間の戦いは
暗闇、雨の中と条件を変え、ダイナミックに繰り広げられるが
途中で、その余りの執拗さにウンザリして来る。
それを飽きさせないのがホビットの他の2人。
彼等が逃げ込んだ森に樹の精霊というか
大木が人間の様な表情を持ち、太い根が足と成って動くのだ。
此れは「ネバー・エンディング・ストーリー」の
動く岩の化け物を思い出させる。
その精霊たちが悪い魔法使いの城へ攻め込み
積を崩し大洪水を起こすスペクタクル。
こんな特撮を「十戒」や「ベン・ハー」の監督が観たら
さぞかし悔しがるだろう。
此の二つの塔の戦いを同時に見せるサービスぶりは
”鰻重のひつまぶし”の様で満足感充分。
とても3部作の中間、つなぎの作品とは思えない。


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