2015年1月23日金曜日

 UDJが選んだ007悪役列伝
番外-”ラウル・シルヴァ”(スカイ・フォール)
ハビエル・バルデム(1969〜)
選ばれた時、世界中からブーイングが起きた
新ボンドのダニエル・クレイグこそ悪役に相応しい
険しい顔つきと強靭な彼の身体は、どんな敵を持って来ても
見劣りがして、前2作は面白みが無かった。
しかし3作目の敵役”ラウル・”シルヴァを演じた
此のハビエル・バルディムは少し違う。
ラグビーのスペイン代表に成ったくらいの体格に
ラテン系の、とびきり鋭い目付きは
コーエン兄弟の映画「ノーカントリー」で
何処までも何処までも追って来る不気味な殺し屋。
悪役なのにアカデミー助演賞を取る怖さだった。
その後もカンヌ映画祭男優賞(2012)の確かな演技力は
此の「スカイフォール」でボンドを追いつめ
息を呑むほどの緊張感を生んだ。
日本の軍艦島でも撮影された上の場面で
ハビエルは金髪で、元ボンドと同じ英国諜報部員M16だが
ジュディ・ディンチ演じるMを逆恨みし
ダークサイドに落ちて彼女への復讐を企む。
それを阻もうとするボントとの死闘や如何に?
エリザベス女王陛下まで登場したCM効果も相まってか
興行成績は此れまでの記録を大きく上回り
6億6,924万ドル、日本円で535億3,920円と云う
驚異的な収入と成った。
しかもハビエル・バルディム実生活で嫁さんは、
あのペネロペ・クルスという美人女優と来ている。
まったく許せんだろうが・・・
それゆえ、彼こそは
私が選ぶ007“Villain=悪役”No.1なのだ。


以上、悪役側から楽しんだ
007シリーズは此れでお終い、如何だったかな?


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