エミール・クストリッツァ作品集
ウクライナのドネツク州でマレーシア航空の旅客機が
撃墜されたという信じられないニュースに思い浮かんだのは
此の監督の作品群。
何れも奇想天外なストーリーだが
我々の良く解らない東欧の国には、そんな事も
我々の良く解らない東欧の国には、そんな事も
有り得るか?と納得させられてしまう。
彼は旧ユーゴスラビア、サラエボ出身ながら
カンヌ映画祭のパルムドールを2度も受賞しているだけでなく
世界三大映画祭の賞を全て制覇している監督だ。
とにかく登場人物は東欧らしくジプシー(ロマ)から
ロシア・マフィアまで珍しいキャラクターが
戦車とミサイルで暴れ回る展開は可成りのブラック・ユーモア。
セルビアに生まれ、幼い頃から砲弾が飛び交い
崩れ落ちた建物の廃墟を見て育てば
かくも摩訶不思議な発想も自然と生まれるのかも知れぬと。
自ら率いるバルカン音楽ブラスバンドの迫力が
彼の政治的メッセージを増幅させている。
どの作品もご覧の通りの野性的な顔で
力任せ、フル・スウィングの演出だから
力任せ、フル・スウィングの演出だから
空振りも多々有るが、とにかく我々日本人には
彼の極端な世界観は、とても興味深いものが有る。
それにしても戦争が終わった後に生まれた私は
日常生活の中で自爆テロや砲撃を受ける事が無い事を
つくづく有難いと思わざる得ない。
それにしても戦争が終わった後に生まれた私は
日常生活の中で自爆テロや砲撃を受ける事が無い事を
つくづく有難いと思わざる得ない。
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