2014年5月30日金曜日

スティーブン・フリアーズとニール・ジョーダン
此の二人の監督を私は良く間違える。
同じイギリスの監督で
スティーブンの「マイ・ビューティフル・ランドレット」(1985)
ニールの「狼の血族」(1984)とデビューが同じ頃のせいもある。
どちらの作風も英国人らしいヒネリの効いた皮肉にあふれていて
結末は決してハッピーエンドには成らない。
それでも映画監督として、どちらも非凡な才能を持っているので
ハリウッドが放って置くはずもなく
どんどんバジェットの大きい作品を任されている。
そして娯楽作品ながら、数々の賞にノミネート&受賞と
云うのも共通しているから増々ややこしい。
強いて云えば、ニールがアイルランド出身だから
霧のかかった狼伝説や吸血鬼といった
ファンタジー・ホラーが得意というジャンルの違いか?
まだ、どちらも現役で、スティーブンが
名女優ジュディ・デンチ主演の「あなたを抱きしめる日まで」
ニールが得意のファンタジー・スリラーの「ビザンチウム」と
力が衰えていないのが嬉しい。

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