2014年5月4日日曜日

市川崑劇場・木枯し紋次郎
BSで何時の間にか再放送が始まっていた。
結構、その昔は好きで観ていたので
此のチャンスにコレクションしようとBOXを用意した。
息の長い監督の市川崑作品としては
「東京オリンピツク」(1965)の後
高校野球やミュンヘン・オリンピックと記録映画が続き
妻で脚本家の和田夏十が病に倒れていた時期に当たる。
(主題歌「だれかが風の中で」の作詞は病床で彼女が書いたとか)
テレビ局から笹沢左保原作のドラマ化を依頼された市川は
それまでの股旅もの時代考証を洗い直し
実際のヤクザ達がどんな生活をしていたか?を
徹底的に再現させたものが此れである。
勿論、宮川一夫の息のかかった大映カメラチームは
テレビ向きに、より大胆に成り
どの場面を切り取ってもポスターにしたい程の
斬新な映像で、CMを抜くと正味40分くらいの
短く単純な物語に、見事な付加価値を持たせた。
それと市川崑独特の編集の遊びの面白さ!

原作者は田宮二郎をイメージしたという紋次郎役は
俳優座の中堅俳優、中村敦夫が抜擢され
「あっしには関わり有りやせん」と云いつつ
人助けをするニヒルさが受け
瞬く間に茶の間のヒーローと成った。
市川崑が演出したのは僅かだが、その演出スタイルを
踏襲した元・大映の監督達によりトーンは繋がり
続編シリーズも延々と作られた。

私のTV時代劇コレクションは
勝新の「座頭市物語」に
中村吉右衛門の「鬼平犯科帳」とキリが無いが
そこに今は亡くなった岸田森、草野大悟、原田芳雄
そして最近は観れない小川真由美、吉田日出子、安田道代など
昭和の名傍役に名女優たちがワンサと出ている。
それは蓋を開けるとキラキラ輝く宝石箱であり

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