2014年3月7日金曜日

SHOGUN (1980) - Maurice Jarre 
「ブリキの太鼓」以降、モーリス・ジャールは更に
ハリウッドにベースを置いたかに思える。
此の「将軍」は「ナザレのイエス」と同じくTVドラマ・シリーズ。
三浦按針と徳川家康のモデルにしたジェームス・クラベルの
ベストセラーの映画化だ。
ご覧の様に東宝が協力したキャステイングと美術は完璧だが
何せ脚本が日本を全く理解していない作家だから
イイ加減で”変な日本”があらゆる所に出て来て気持ちが悪い。
それでも、当時の東宝の労働組合は
あまりの日本文化の無理解にストライキを組むと
米国側へ抗議したと、此れに当時通訳で付いていた
中国女性から、後で聞いた。
モーリス・ジャールの音楽は我々にとって身近なテーマだけに
琴に依るジャパン・メロディは俗っぽく聴こえるが
NHKの大河ドラマのオープニングが此れを踏襲している。

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