2013年11月19日火曜日

グラチャン・バレーも終わり、録り貯めしていた
此のシリーズを纏めて観てみた。
米倉涼子に特別想い入れは全く無かったが
隣りの回転寿司のお兄さんが大ファンで是非観ろと云うので。
高視聴率を上げた去年の第一期に続いての第二期だ。
果たして観た結果は?・・・ほんとだ面白い!
米倉のツッパリ具合は女医と云うのにミニ・スカート
長い足は全日本女子バレーに入れたい位の格好良さ。
彼女の性格付けは、いわゆる日本女性のそれとは大分異なる。
何より脚本(田村直巳・松田秀知)が良く出来ている。
毎回エピソードは完結で、何よりテンポが良い。
舞台は大学付属病院、医療現場が此処まで腐敗しているかと
呆れるくらいの無能な医師たちの組織に
派遣で雇われたフリーの女医の活躍を描いている。
殆ど手塚治虫の「ブラック・ジャック」と同じ
漫画の世界だが、手術場面や院内の描写に
リアリティが有るので、説得力が有り、引き込まれる。
西田敏行、岸部一徳、笹野高史、遠藤憲一、三田佳子・・・と
贅沢なキャスティングは、それぞれの役に”毒”が含ませてあるから
演じている俳優も実に楽しそう。
特に面白かった回は、釈由美子が出たやつで
此れが米倉と釈が前に共演していた
「黒革の手帳」のパロディで
”貴方、銀座でクラブでママをしていたでしょ”と
しつこく云う辺り、演出も可成り遊んでいる。
「黒革・・」では米倉の手帳を使った脅迫を
此処では釈がやり、外科統括部長の西田敏行を脅し上げる。
内科の統括部長は三田佳子が演じ
彼女が以前やっていた女医・有森シリーズをヒネっている。
しかし此れがとんでもない私利私欲の女医
とにかく主役の米倉以外の登場人物は医師とは思えない
出世欲だけの卑劣なキャラクターばかりだが
此れだけの芸達者が演じると人間臭く仕上がって楽しめる。
まだ頭の3回しか観ていないが、毎回上手に繋がっているので
次はどうなるか?気になって仕方が無い。
それにしても米倉の派遣マネージメントをしている
事務所の所長役の岸部一徳の面白さ。
「相棒」では殺されて出番が消えてしまったが
此処では米倉の法外なギャラを請求しに
メロンを持って、いそいそと病院に現れるのが何んとも可笑しい。
いつの間に此の役者は此んな上手に成ったんだろう?
まだ、生きているけど(笑)

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