Symphony No. 5- Adagietto : Gustav Mahler
此のマーラーの5番はイタリアの監督ルキノ・ヴィスコンティの映画
「ベニスに死す」で主題曲として使用され
それ以来、世界中、特に日本の”マーラー・ブーム”が
始まったと云う訳である。
「ベニスに死す」で主題曲として使用され
それ以来、世界中、特に日本の”マーラー・ブーム”が
始まったと云う訳である。
それくらい、此の5番は、その映画の主題に合っていた。
ベニスの浜辺で黄昏に死んで行く主人公の作曲家は
究極の美を求め,それが得られず
木が朽ちる様に倒れて行く場面は
木が朽ちる様に倒れて行く場面は
まさに”滅びの美学”そのもの。
此の曲を、マーラーが、そう意図して作ったかは
知る由もないが、聴いていると
きらびやかなハープの波の輝きの先に
オーケスレーションで、広大で静寂な水平線が見えて来る・・・
まったく映像的な交響曲である。
とにかく此の曲をきっかけに入れば
マーラーの世界は永遠に広がる様に思える。
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