弦楽のためのアダージョ:サミュエル・バーバー
クラシック音楽では希有な米国の作曲家の作品。
昨日のマーラーの5番の「ベニスに死す」と同じ様に
オリバー・ストーンの映画「プラトーン」で使われ
世界的に人気のある曲と成った。
人気と云っても演奏されるのは葬式ばかり
J・F・ケネディの葬儀やN.Y同時多発テロの慰霊祭は
同じ米国だから解るとして
昭和天皇の葬儀にまで使用されたのは
”葬儀用に作ったのでは無い!”と怒っていた
バーバー(1910~1981)も迷惑しているだろう。
マーラーとそれほど曲調も変わらないのに
啜り泣きや嗚咽が似合ってしまっている。
それでも此の曲に引かれる音楽家は多く
弦楽だけでなく合唱曲からトロンボーンと
様々に編曲され、何れも完成度が高いので
YouTubeで、探してあれこれ聴かれたら良かろう。
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