2013年9月10日火曜日

シャーロック(BBC制作シリーズ)
コナン・ドイル原作の有名な此の探偵小説は
ヴィクトリア朝ロンドンが舞台だが
それを21世紀の現代に置き換えたBBC制作の此のTV・ドラマは
シャーロックが犯罪捜査にパソコンと携帯電話を使い
そのテンポが、やたら早く普通の爺さん婆さんじゃ
物語に着いて行けない。
だから、シャーロックの頭の中をテロップ(字幕)が
補足するサービスが付いている。
それで、やっと話に着いて行けるという訳。

着いて行けないと云えば
相棒のワトソン君との出会いが初回の「Study in Pink」で
彼と共同生活を始めようとする矢先の連続事件に
シャーロックの余りの独走にワトソンは愛想をつかす。
”サイコパス”と周りに云われるくらい異常なシャーロックの
犯罪に対する興味と執着心は正に病的。
それでも、アフガン戦争帰りの従軍医師という設定のワトソンは
戦場のPTSDで、都会での殺人事件に虜になり
ふたりで獲物を狩る様にシャーロックと行動を共にする。

シャーロックを演じているのが爬虫類の様な顔をした
俳優ヴェネディクト・カンパーパッチ。
これがピッタリで、彼の思考回路を映す映像が
カチャ・カチャ・カチャとS.E付きでフラッシュ・バックされると
もう観ている者は彼と一体化して
自分が優れたコンピューターに成った気分にさせられのだ。

とにかく此の面白さは観てもらうしか無い。
既にNHKの全6回オンエアは終わっていて
私は見逃した何本かをレンタルDVDで借りて観たという訳。
当然、毎回,事件はシャーロックの推理で解決するが
その事件の奥に原作でも宿敵のモリアーティが絡んでいて
コイツがシャーロックよりも頭が良く、恐ろしく邪悪なのだ。
とかくハリウッド映画に押されがちな英国映画だが
その冷たく凍る様な映像美と
ダイナミックな演出力に家のヴィデオで観ても
映画館以上の興奮を覚えるはず。
6話全部が繋がっているので必ず頭から観る事を、お勧めするが
何れも完成度が高く、此んなシリーズの後は
日本の刑事ドラマなんぞチャチくて観られなくなる。

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