FIVEワールド・グランプリ2013決勝ラウンド
対 中国戦
モチベーションというものは誰にも有るのだろうが
連日、日の丸を背負って戦う全日本女子チームを観ていると、
体力以上に、何と凄い精神力だと思わざる得ない。
そんな彼女達の”熱さ”を感じたのが
今日の中国戦。
郎平(ローヘイ)という伝説のスパイカーが
監督に戻っての新中国チームには
彼女がスカウトした18歳の新兵器”シュ・テイ”が居た。
とにかく195cmから打ち込むスパイクの威力は
ロシアのガモア、韓国のキム・ヨン・ギョン並み
前の試合で押さえ込んだ(結局、負けたが)セルビアの
ブラコビツチ(ヨーロッパ選手権MVP)以上。
おそらく現在・世界No.1のアタッカーの登場だ。
さて試合は1セット目、あっけなく大差で落とし
こいつは敵わない強い相手だと思ったが
中国にはロンドンで”勝ち”を知っている全日本メンバー
木村沙織
木村沙織、江畑幸子、新鍋理沙が落ち着いていて
2:2のフルセットまで持ち込んだ。
まったく前日のセルビア戦とは別のチームの様に粘り強い。
明日19歳になるというセッターの宮下遥は
サービス・エースを3本も決め
神懸かりなディグ(レシーブ)をする。
宮下 遥
本当に”華”の有る選手だ。
TVカメラも解っていて彼女の表情を追う。
しかし、今の全日本はセンター線が弱い。
ロンドンで完成したメンバーが抜けている。
いくら新セッター宮下が意外性の有るトスを上げても
木村、江畑、新鍋の3人に
ブロックの的が搾られ、決めきれない。
今、世界中が使っているデータ・バレーでは
先を読まれてしまうのだ。
それにレベロの座安琴希の代わりに入った
佐藤あり紗のレシーブが重いので
宮下のトスがアンダーに成ってしまったのも
スパイカー達のミスを誘っていたのが気になる。
それにレベロの座安琴希の代わりに入った
佐藤あり紗のレシーブが重いので
宮下のトスがアンダーに成ってしまったのも
スパイカー達のミスを誘っていたのが気になる。
それでも
今日の試合は負けて悔しさは有るもの
観ていて、まだ彼女達の可能性を感じさせる試合だった。
何せ、今大会トップの中国と互角に戦ったのだから。
まだ、新生・全日本は集結して2ヶ月
リオデジャネイロのオリンピックまでに
全日本の”戦力”を完成させれば良い。
がんばれ、全日本女子バレー。
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