(日本映画・女優編)
杉山とく子(1926~ )
彼女は、まだご存命だが私が好きな女優さんなので。
山田洋次監督も同じと見えて彼の作品には、やたら出演させている。
東宝ニューフェイスを経て1948年俳優座へ。
浦山桐郎の「キューポラのある街」で吉永小百合の母親役
そしてTVドラマの方の「男はつらいよ」で、先に
寅やのオバちゃん役を演じた(映画では三崎千恵子)
しかし、その後の寅さんシリーズにはレギュラーで
毎回,カメレオンの様に役こそ違うが度々登場
様々な役で楽しい芝居を見せていた。
中でも「男はつらいよ・望郷編」でマドンナ役・長山藍子の母を演じ
「あの人は何処かの御曹司じゃないかね?品があるよ」のセリフに
渥美清が「ボ・ボク、寝ます!」と気取って答えたのは何とも可笑しかった。
他に伊丹十三にも「マルサの女」「あげまん」と起用され
TVドラマでは「渡る世間に鬼ばかり」のレギュラーを始め
地味ながら自然な演技が買われ様々な作品で重宝されていた。
既に可成りの御高齢のはずだが、又とぼけた婆さん役で
出て来て欲しいものだ。
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