2013年1月16日水曜日

(日本映画・女優編)

菅井きん(1926〜)

彼女とは今のJRが、まだ国鉄と呼ばれていた時代に
”ナイス・ミディ・パス”のCM(泉ピン子、野際陽子のトリオ)で
何年か、お付き合いさせて貰った。
それまで意地悪な姑とか悪役が多く、気難しい方だと思っていたが
実像は、とても気さくな方で仕事のときも
時おり乙女の様な恥じらいを見せて可愛かった。
それでも彼女のキャリアは凄いもので黒澤明の「生きる」で

志村喬の勤める市役所に排水の悪い土地を何とかしてくれと
陳情に行く赤ん坊を背負った主婦が映画デビュー。
その後も川島雄三の「幕末太陽伝」のヤリ手婆から
日本映画の名作に無くては成らない脇役として
その存在感を残している。
テレビの「必殺シリーズ」で主水の姑せん役で一躍人気者になったが
伊丹十三監督の「お葬式」での最後の長い台詞の名演が素晴らしかった。
私事だが、だいぶ前、井の頭線の中で私をジロジロ見ている婆さんが
居て、目が合ったとたん「あっ、やっぱりカントクさんだ!」と
側に寄ってきて「ワタシねえ内蔵の手術したんですよ!」
と嬉しそうに大きな声で話し、まるで親戚の人に会った様に接してくれた。
その後も「ぼくのおばあちゃん」という映画で82歳で初主演し
ギネスの世界最高齢主演女優に認定されたとか。
もう86歳になられているはずだが、お元気だろうか?



2 件のコメント:

  1. 最初の撮影の時、自宅までお迎えに行ったけど「ハ~イ」と言って頭のセットも着てる物も部屋着そのままに玄関から飛び出して来られた。これにはビックリ!!お話好きの可愛いオバアチャンだったなあ。ホント今も元気かなあ。

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  2. 今日は大島渚の訃報も有ったしねえ。
    100歳に成っても居るだけで絵になる人だから
    ずっと役者やってて欲しいけど・・・。

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