2012年9月10日月曜日

Nat King Cole - "Nature Boy" (1948)

そんなワケで昨日から始めた”ネーチャーボーイ”のシリーズ。
無名のシンガー・ソングライター、エデン・アーベが作った事は
先に云ったが、曲を取り上げたナッキンコールの”感”も見事で
瞬く間にミリオンセラーと成った。
でも実は此のメロディ、クラシックからのパクリという説も有る。
此れが、そうだが、別に気にするほど似てはいない。
私が気に成るのは作詞だ。
エデン・アーベの詩は時代の先を読む様に
放浪をテーマに歌っている処だ。
ジャック・ケルアックが”ビート・ゼネレーション”と名付けた
ドロップ・アウトにアウト・サイダーのブームは
まだ始まってなかったはず。
此処に和訳が出ているがアレン・ギンズバーグや
ウイリアム・バロウズ以前に、こんな詩を書いた
ユダヤ人のヒッピー、エデン・アーベが興味深い。

そして、先日”キネマ通り”で紹介した映画

「イン・トゥ・ザ・ワイルド」のモデルに成った人物

此の歌に歌われた少年、そのものでは無いか?と。
時代も世代も遠く離れているが
”Nature Boy=自然の少年”を目指した処で二人が何故か重なる。



2 件のコメント:

  1. インヤ~・・・懐かしい曲だなあ。高校生の頃買ったレコードにこの曲が入っていて一度で好きになってしまいました。ボビー・ダーリンだったと思うけど・・いまでも大半は空で歌えるくらい歌ったなあ。最近のカラオケには無いのが残念!(笑)

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  2. 外国の歌は
    言葉が楽器の様に聴こえてしまうが
    その意味を問うと
    新しく見えて来る世界が有る。
    思い入れのあるもの程

    温故知新は切りが無い・・・。

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