2012年5月23日水曜日

ラ・マン(愛人):ガブリエル・ヤレド
此の映画は1992年、フランスの鬼才ジャン・ジャック・アノーが
マルグリット・デュラスの実存小説を映画化したもの。
ベトナムに住むフランスの少女と華僑の青年の愛人関係を描いた作品だ。
その大胆な性描写にガブリエル・ヤレドの官能的な音楽が重なり、
大女優ジャンヌ・モローのナレーションまで被ると
それまでのハード・コアの映画には無い、濃密な映像が出来上がった。
主演の少女ジェーン・マーチは此の時18才だったというが
17才という設定よりも更に若い少女に見えたのは
14才でデビューした少女モデルの彼女の素質と
監督ジャン・ジャック・アノーの演出だろう。
それにしてもオープニング、船の甲板に足をかけた彼女の美しさは今でも眩しい!

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