2024年3月3日日曜日


女と男の居る舗道''Vivre Sa Vie'
ミシェル・ルグランの映画音楽では此の曲も好きだ。
悪い男のために娼婦に身を落とす女の哀しみが
ひたひたと伝わってくる場面に流れた。
こういう曲は同じフランスのジョルジュ・ドルリューが得意だが
ルグランのスコアは後で出てくる英國のマイケル・ナイマンの
ミニマムミュージック系。
何方にしても私の第好きな世界だ。




 

昨日のディナー
浅草松屋のデパ地下魚売場が1周年記念で鮪の解体ショー。
震えるほどの寒い中、駆けつけた。
ジャンケンで勝ち取ったのは大分の鮪55kgの中落ち、中トロの冊等
此れを"トロたく"や葱を刻んでユッケ風にして
仕込んだ酢飯に王子サーモンの焼き海苔で包む。
更に焼酎の梅割りのチェイサーは、昆布出汁で葱鮪鍋٩( ᐛ )و


 

2024年3月2日土曜日

「抜き撃ち二丁拳銃」(1952):ドン・シーゲル監督
イーストウッドが師匠と仰ぐ監督のデビュー7作目。
先の展開が読めたので多分以前観ているのだろうと気づいたが
面白いので又夢中になってしまうのは流石のドン・シーゲル作品。
主演はオーディー・マーフィー。
彼はオードリー・ヘプバーンがアメリカ先住民との混血役の
「許されざる者」で良い役をやっている。
元は職業軍人、第二次世界大戦で多くの勲章を貰った英雄。
戦後、俳優に転身し西部劇俳優として活躍した。
だから、まあ演技はそんな得意で無いとドン・シーゲルは考えたか、
彼の引き立て役にスティーブン・マクナリーという上手い俳優を組ませた。
此れが、まさに保安官なのだがヒーローには向かない
女には弱いは早撃ちと名乗っているものの始まって直ぐ
撃たれて指が動かないの見栄を張るダメな奴
だから、オーディーは保安官助手になって良い所を全部持って行く役。
映画として上手いのは悪役の窃盗団のボスが頭が良く
無名時代のリーマーヴィンを子分に使い
先へ先へと保安官の裏をかいて追い詰めて行く。
しかも悪のヒロイン(フェイス・ドマーグ)の色仕掛けまで使うものだから
観る方はラストまでハラハラドキドキ。

ポリマグーお前は誰だQui Êtes-Vous Polly Maggoo ? 
今日の気分はこんな感じ・・・
ミシェル・ルグランの映画音楽としては初期の作品。
映画はファッション雑誌ヴォーグなどで活躍していた
写真家のウィリアム・クラインの劇映画第1作。
売れっ子モデルが東欧の王子様に見初められて・・・と
他愛無いが実写とアニメを組み合わせた自由な展開が
フランス映画らしいエスプリが感じられて楽しかった。

昨夜のピエンロー鍋のリサイクル
カトキチの冷凍うどんを足して朝食。
007は2度死ぬ、ピエンローは2度美味しい。
デザートのヨーグルトにブルーベリージャムとフライイングの雛あられ(^^;


 

2024年3月1日金曜日

御家人斬九郎 第4シリーズ第5話「罠には罠を」
BSフジで再放映している此の時代劇を録画している。
主演の渡辺謙が観たいのではなく
ヒロインの芸者・蔦吉の若村麻由美の色っぽさと
ゲストの俳優のキャスティングが面白いのだ。
此の前回の「大利根の月」では平手造酒役に近藤正臣が
ゲホゲホ血を吐きながら良い味を出していた。
今回のゲストは田中邦衛
若大将の青大将、北の国からでは父親役と映画とTVで
国民的な人気を得た此の俳優は出て来ただけで
その存在感は他を圧倒する。
まあ当人は”私は脇役俳優ですから主役を食っちゃうのは
芝居が下手なんです”と。
此の回での彼の役は白魚の吉次というスリ。
賭博で牢屋に入っていたのを
御家人斬九郎が盗まれた名刀を取り返す為一時放免される。
そして彼は斬九郎たちに協力し、
スリ仲間が犯人と決めて探し出し、刀を奪い返すのを手伝う。
その鮮やかな手口は、まさに田中邦衛の独壇場。
オスカー候補にもなった渡辺謙をシッカリ食って面白いのなんの。
まあ田中邦衛はどんな役を演じても例の物真似される話し方
斬っても斬っても同じ金太郎飴なのだが
其の大事なセリフが全然なく
渡哲也の組の親分がムショから戻って来たら
すっかり女房気取りで寄り添い甲斐甲斐しく面倒みていて
”あいつはなんだ?”と聞くと、
子分が”ムショの中で親分とデキちゃったらしいです”と
その不気味な感じが笑えた笑えた。



錦糸町駅内立食い寿司”根室花まる ”
此処は灯台もと暗しの穴場と評判の店。
先の店が焼酎のホッピー割りだったので
此処では生酒・北の勝
アンコウの肝の手巻き
ウニとイクラに珍しい鮭のめふん軍艦
先ずは東京では食べられない珍味中の珍味。
何もプリン体の盛り合わせ、痛風の起爆剤。
まあ良いじゃないの美味しければ・・・。