2019年12月3日火曜日

ジョン・バリー作曲集 #7
John Barry - Robin And Marian ( 1976 )
よく人から、一番好きな作品は?と聞かれるが
洋画なら「ロビンとマリアン」と答えている。
此の映画のタイトル、最初は「ロビンフットの死」だったが
製作者からイメージが暗いと反対され、こうなったとか。
確かにラストの此の場面を観ると従来のロビンフット映画を
裏切るような暗い結末となっている。
貴方が殺されるのを見るくらいなら
一緒に死にましょうとロビンに毒を盛るマリアンを
誰が想像しただろう。
それでも此の映画が素晴らしいのはアクション映画として
007以来と思うがロバート・ショーとの
壮絶な対決は、重く太い西洋の剣の迫力もあり見応え充分。
そして、どの場面も、そのままポスターに出来る
デヴィッド・ワトキンの映像の素晴らしさ。
監督リチャード・レスターの編集のセンスも良く
それに、彼とのコンビが多い作曲家ジョン・バリーが書いたスコアが
アカデミーを取った「冬のライオン」並みの重厚感に
年老いたショーン・コネリーとオードリー・ヘプバーンの
切ない愛を歌い上げて泣かせる。
やはり此れが洋画では一番だ!




ウチは呉服屋か?
此の所、着物の古着のリフォームに凝っていて
前回の上京で都内を銀座、浅草、日暮里と駆け巡り仕入れてきた。
古着は消毒薬の臭いがキツいので少し3階の柵に干している。
アロハにするつもりだが、さてどれから手をつけようか?

鯵の開き定食
糠漬けは新旧混ぜて
味噌汁の具はキャベツにシメジにモヤシ。
納豆には和布蕪と貝割。
我が家のカスタムコースね。

2019年12月2日月曜日

ジョン・バリー作曲集 #6
The Day of the Locust -John Barry
邦題「イナゴの日」として公開された此の作品は
監督ジョン・シュレジンジャーが「真夜中のカーボーイ」の
ニューヨークを舞台にしたのに続き
1930年代のL.A.映画の都ハリウッドに背景を移し
そこに群がる人間たちを、イナゴの襲来に例えて
その飽くなき欲望を凄まじいクライマックまで
スペクタクルに展開させている。
ジョン・バリーの音楽は当時流行のスイングジャズに
得意の哀愁のあるメロディーと映画の中に登場する
シュールな映像に前衛的な音楽を付け
その引き出しの多さには舌を巻いてしまう。


納豆スパゲティー&トロロ昆布汁
冷蔵庫を開けたら先日のスパゲティの残りが目に入ったので
そうなると味噌汁を作るのもサボる。


2019年12月1日日曜日

ジョン・バリー作曲集 #5
Midnight Cowboy : John Barry
此の映画の邦題は「真夜中のカーボーイ」
”カーボーイ”ではなくて”カウボーイ”だと思うが
当時、輸入業者の宣伝部にいた某映画評論家のS氏が
英語が出来なかったらしい・・・と文句はさておき
英国出身の監督ジョン・シュレジンジャーが
米国で撮った此の作品は、当時のニューヨークを
外国人らしい眼で描き、第42回アカデミー賞に
作品、監督、脚色3部門で輝き
アメリカン・ニュー・シネマの代表作となった。
此の音楽にジョン・バリーはハーモニカの名手
トーツ・シールマンズを起用。
哀愁のあるメロディーは、見事に当時のアメリカの悲劇を
浮き彫りにさせている。
そしてコチラの
ニルソンの歌う此の噂の男
ジョー・ボイドの田舎者ぶりを強調するのに効果的だった。

タラコ定食
少し炙って生臭さを消し、大葉と海苔で包む。
味噌汁のアサリは身と汁を分けた昨日の兄貴。
納豆と糠漬けも同じ。