CINE JAZZ #21
ブリット (1968) - Lalo Schifrin
英国監督ピーター・イェーツのハリウッド・デビュー作
主演のスティーブ・マックィーンの寡黙な刑事役と
サンフランシスコの坂道上下を使った
それまでに観たこともない激しいカー・チェイスは
監督ピーターが”カー・スタントマン”出身という理由もある。
興行的にヒットした此の映画の音楽も
昨日に続いてラロ・シフリンのモダンジャズ。
「シンシナティ・キッド」「暴力脱獄」
クリント・イーストウッドの「ダーティー・ハリー」シリーズに
ブルース・リーの「燃えよドラゴン」と
そのスピード感と高揚感のあるアレンジは
アクション映画のみならず
当時、他の作曲家の追従を許さなかったものだ。