2026年2月6日金曜日

「ザ・ファミリー」:リチャード・フライシャー監督作品
黒澤明が「トラトラトラ」を撮る時、米国側が共同監督に彼を選んだのに、
あんな二流なのは嫌だと断った監督である。
しかしその後、彼が撮った作品は此を含めて、そんなに悪くは無い。
「その男ゾルバ」や「アラビアのロレンス」の名優
アンソニー・クインがタイトルのトップに出て来る。
話はタイトル通り
マフィア・ファミリーの権力抗争である。
だからアンソニー・クインはドン何とかで、
ボスではあるが彼の出番は途中から
先ずは若いチンピラ・ヤクザの麻薬絡みの出入りから。
それが何となく東映の「仁義なき戦い」を連想させる。
そのチンピラに「地獄の黙示録」でコッポラに見出された
フレデリック・フォーレストに、「アメリカを斬る」の
ロバート・フォスターと出てるのが70年~70年代映画マニアには懐かしい。
そのロバート・フォスターを自分の息子の様だと
可愛がるアンソニー・クインだが、
知らずにロバートが惚れ込んだ若い歌手志望の娘の誘惑に負けて
アンソニー・クインが囲った事から2人の間に亀裂が出来て血の抗争が始まる。
マーロン・ブランドには出来ない精力的な老人を
アンソニー・クインが演じて見事。
何しろ当人は3度結婚して子供は13人、
80過ぎても未だ子供を作ったタフな俳優だからね。
しかし、それは彼等を戦わせて漁夫の利を得ようとする奴の陰謀だったのだが・・・。
「ゴッドファーザー」のアルパチーノの様にマフィアには、
なりたく無いと距離を置いた弟のフレデリック・フォーレストが
兄を殺され、真っ向からアンソニー・クインに戦いを挑み、勝利する迄の展開。
仮病を使い兄を罠にかけたアンソニーも、
頭の良い弟の作戦に追い込まれ本当に廃人になってしまうところが
名優アンソニー・クインの芝居の見せ所。
まぁ黒澤さん、リチャード・フライシャー監督は中々才能ありますよ!


 

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