「サスカチュアンの狼火」(!954):ラオール・ウォルッシュ監督作品
彼は生前の淀川長治氏が絶賛していた映画の面白さを魅せてくれる監督である。
西部劇には珍しいカナダが舞台、そうカナダの森林警備隊と
原住民クリー族に、カスター将軍を破って北上して来た
武闘派スー族が入り乱れての戦いである。
ビジュアル的に赤い制服の警備隊とインディアン2種の衣装が面白い。
主演は「シェーン」のアラン・ラッド。
撮影時に台に載せる事を撮影用語で”セッシュウ”と言うのは
当時ハリウッドで活躍した日本人俳優・早川雪洲から来てるのだが
アランも公称168cmと背が低かった。
だから彼の出演場面は可成りの工夫が見れてそれも楽しめる。
しかし、それを忘れる程ストーリィは意外な展開。
まあ、アランの身長からして”ネタバレ”してしまったが
監督ラオール・ウォルッシュの演出は相手役に人殺しの汚名を着せられた
気性の激しい女に「ポセイドン・アドベンチャー」でオスカーを取った
シェリー・ウィンタースが絡み、それを追う、保安官と
アランの所属する警備隊に新任の隊長と4つ巴えの人間関係。
しかも主役のアラン・ラッドはカナダ原住民インデアンの育てられて
白人とインデアンの板挟みになり悩むと言う複雑な関係。
此れを監督ラオール・ウォルッシュが見事にテンポ良く見せる。
何よりカナダの雪山や虹の掛かる大滝などをが背景のスペクタクルなロケに
C.G.の無い時代何百人ものエキストラを動かす彼の演出力に驚かせられる。
まあ淀川さんじゃ無いけれど
”映画は面白いですねえ〜ではサイナラ、サイナラ・・・”
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