市川右太衛門の浴衣柄でアロハ2着目。
市川右太衛門の名をご存知の方も少なくなって来ているだろうから
説明すると彼は「旗本退屈男」で一斉を風靡した
東映時代劇の大スター。
鶴田浩二や高倉健そして仁義なき戦いシリーズが始まる
少年の私には大人の時代劇に感じた。
とにかくモノマネ芸人の櫻井長一郎が
”パッ!”と口を開け”この額の傷が目に入らぬか!”と
いう芸がTVが茶の間の正面に居た頃、人気があった。
それは兎も角、彼は主役しかやらないと言う主義で
晩年は息子の北大路欣也にそれを譲った。
先頃、東京駅ステーションギャラリーで開かれた
画家の甲斐庄楠音の個展の中に此の旗本退屈男の衣裳があった。
旗本という設定に演歌歌手の様な派手な着物はキッチュで
アロハにリフォームしたいと私は思ったものだ。
話が長くなったが此の浴衣地は所謂”マキもの”
芸人が贔屓筋に配る贈り物。
市川右太衛門で検索したら彼を”殿様”と持ち上げる
ファンクラブがあって退屈男の額の傷から
その名も”三日月党”会長は生前の落語家・柳家小さん。
なんか微笑ましくて良いね。
だから小さんからも狸柄の小紋の浴衣地も頂いたんだなと
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