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映画「戦艦バウンティ」(1962)から”愛のテーマ”
此の映画、当時の製作費の記録を塗り替えた。
もちろん、本物そっくりな戦艦の膨大な製作費もバカにならないが
撮影期間が、初めの想定より大幅に伸びた事による。
映画の内容はバウンティの船員達が艦長ブライの横暴に
取り憑かれた船員達が地上の楽園タヒチに戻りたいという欲望が
そうさせたと言われている。
そんな映画の撮影隊も同じように主演のマーロン・ブランドが
島の娘と恋に落ち
(まあ、彼の場合は何度目か分からない位であるが)
撮影クルーも仕事よりも恋を選び、撮影は捗らずタヒチ・ロケは
伸びに伸びたという訳。
此れはリズ・テーラーがリチャード・バートンと熱愛中で
70mm大作映画「クレオパトラ」のローマ・ロケが
遅れたのと同じ。そちらは監督が首になって事なきを得たが
「戦艦バウンティ」の監督はルイス・マイルストン
「西部戦線異常なし」や「凱旋門」の名将、首にならず
そのまま撮影は続き完成させたが
監督はタヒチ娘との恋が命取りになったか
これが遺作となっている。
音楽はナチスから米国へ亡命した作曲家ブロニスラウ・ケーパー。
ダイナミックな構成に此の美しい愛の歌が私の印象に残った。
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