2024年9月26日木曜日


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ハンナ(2011):ジョー・ライト監督作品

例によって以前見た様な気がするが、
展開は殆ど覚えていないし、
映像の良さに最後まで一気に観た・・・というのも
長身女優ケイト・ブランシェットの鬼気迫る悪役ぶりに、
まだ新人で穢れなき娘役シアーシャ・ローナンが圧倒されて逃げまくるのにハラハラ。
しかし此の娘、実はC.I.A.が秘密裏に作ったDNA操作に依る人間兵器ハンナという設定。
フィンランドの山奥で父親(エリック・バナ)と暮らし、
日々サバイバルに格闘技と語学の教育を受けて育った。
それがある日、それは押すなと注意されたボタンを押したばかりに
ノン・ストップの逃亡劇が始まる。
C.I.A.は計画中止で殺した筈の人間兵器ハンナを追っていたのだ。
モロッコからベルリンへと、ハンナが初めて見る世界を織り込んだロケは
”007”よりも”ボーン・シリーズ”に近く、
監督ジョー・ライトの演出のセンスが感じられる。
”死の恐怖”や”殺した相手への”憐れみ”を全く感じ無く造られ、
育てられたハンナから見た世界は好奇に溢れ、
バスで家族旅行している同世代の娘との心の触れ合いも戸惑うばかり。
ベルリンに在るグリム童話の家や公園を舞台に
クライマックスのアクションも、映像的に面白くサスペンスを盛り上げる。
女の子が殺し屋になる映画はナタリー・ポートマンの「レオン」など
色々あるが、それが健気(けなげ)なほど面白くなる。


 

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