「マーベラス」(2021):マーティン・キャンベル監督作品
主演のマギーQは以前”美しき女殺し屋”のシリーズに出したが
その頃は米国TVシリーズ「ニキータ」のヒロインだった。
それから10年、トップモデルの経歴を持つ江波杏子似の容姿も
流石に衰えたが、まだまだ美しいし得意のアクションも
更に切れ味が良くなって、とても当時43歳とは思えない。
それと同様、原題”The Protege=弟子”の師匠役の
サミュエル・L・ジャクソンも当時73歳なのに
ハード・アクションを見事にこなしていると思ったら
「007カジノロワイヤル」でダニエル・クレイグをデビューさせた監督。
マギーは彼女自身ヴェトナムとアイルランドのハーフだが
舞台はヴェトナムから始まり、両親を目の前で殺された少女を
サミュエル・L・ジャクソンが女殺し屋として育てる物語。
キャスティング的には無理のない設定で
ただただ”殺しのテクニック”を楽しんで観ていれば良い
作品だが、最近のアクションは主人公がダメージを受けて
血だらけで傷口を抑えながらと言うのが生理的に辛い。
それはさておき途中から元祖”バットマン”の
マイケル・キートンが絡んできて
これが良い方か悪い方かハッキリしないまま
二人は戦い続け、しまいにはデッド・インしてしまう。
流石のボンド映画の演出家はサービス満点。
捻ったつもりのラストのオチはだいたいは想像でき、
やっぱりなあと映画の嘘を楽しんだ。
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