「フェア・ゲーム」(1995) : アンドリュー・サイプス監督作品
監督の名前に聞き覚えがなかったが
ヒロインのシンディー・クロフォードに引っ掛かった。
私の記憶に間違いがなければナオミ・キャンベル等と
ファッション業界の”スーパーモデル”ブームの時、
トップだったモデルだ。
ジョージ・マイケルの出て無い彼のPVに彼女が出た事もあった。
此の映画では女弁護士、依頼人のデータを狙われる。
そして主役のマイアミの刑事役はウィリアム・ボールドウィン
彼も元は男性ファッション・モデル。
スタイルの良さと甘いマスクはシンディに負けていない。
美男美女のコンビで、甘いラブ・コメディの筈だが
此れが”バッド・ボーイズ”のマイケル・ベイ監督並みの
スタイリッシュな映像にスピーディなテンポが心地よい。
此の映画が非凡な面白さとなったのは、やはり悪役。
まずスティーブン・バーコフ。
イギリス俳優だがルーツはルーマニア系のユダヤ人。
憎たらしい顔付きは”007"からビバリーリルズ・コップにランボーと
ずる賢い悪役で当時の”スーパー・モデル”
こいつが当時としては最高のIT追跡装置を使いこなし
主人公2人を追い回し、ロシア女の殺し屋などで
滅茶苦茶強くて主人公は何度もピンチに追いやられる。
確かスティーブン・バーコフは演出家でもあり
日本でも宮本亜門の舞台を演出した。
それは兎も角この手の知らないアクション映画は出だしの演出で
それが面白いか判断する私だが、これは合格!