「ブレイクダウン・パレス」(1999):ジョナサン・カプラン監督
此の映画はアラン・パーカー監督の「ミッドナイト・エクスプレス」の女性版
つまり海外でアメリカ人が麻薬密輸の罪で逮捕され刑務所に入れられる話である。
但しこちらは女子大生の仲良し二人組で国は東南アジアのタイ。
卒業旅行ではしゃぎホテルでナンパしたつもりの若者が実は”食わせ者”
彼女達が知らないうちに麻薬をリュックに仕込み海外へ運ばせようと。
彼の罠に、まんまと引っかかって彼女達は空港で捕まってしまう。
それを密告したのも彼、先に運ばせている女の子を通すための
オトリに彼女達はさせられたのだ。
そんな訳で、2人は裁判では無期懲役、タイで麻薬は重罪なのだ。
刑務所に入れられ、劣悪な環境で服役する事に。
何とか抜け出したいと、訴えたタイの弁護士は所謂、悪徳弁護士。
彼女達の両親からの送金目当てで、頼りにならない。
2人の1人ケイト・ベッキセイルは耳からゴキブリが入り頭が変になり倒れる。
さあ如何するで、クレア・ディーンズ扮する気丈な方が
脱獄を目論みたりするが、結局それも密告され捕まって独房へ。
如何にもこうにも絶望的になったところで、先の玉虫色の弁護士が
ヤル気を出し、麻薬を仕込んだ男を断定、それが司法局絡みの
汚職と突き詰め、再審へと持ち込むが・・・まあ後は観てのお楽しみ
決してハッピーエンドにしていないドンデン返しのラストに
大きな感動を呼ぶのは「ロミオとジュリエット」の名女優
クレア・ディーンズの演技力と
先の”ミッドナイト・・・”の二番煎じは違うぜと言う
「告発の行方」の監督ジョナサン・カプランの意図だろう。
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