葛飾区の北斎美術館は外観のモダンさに
中身がついていってないと不評だが
一つだけ面白いのは北斎と娘お栄の生き人形
それは薄暗がりの中に浮かび上がり
佐渡の金山の人夫達の様に不気味で恐ろしい。
そのお栄を似ても似つかぬアイドル宮崎あおいが演じている。
まあTVドラマだから良いかと見続けたが
北斎は”そうだ京都へ行こう”のナレーションの長塚京三
当初、目線の定まらぬサバン症候群演技に馴染めなかったが
後半、中風を患ってからの芝居で落ち着いた。
此の父と娘の奇妙な関係はこれ迄、様々な番組で紹介されているので
今さらの脚本は詰まらなかったが
お栄が父・北斎の才能から自分の世界を見出す切っ掛け
線と面の2次元だけの浮世絵から西洋画法の立体感
つまり光と影を見つける瞬間を、吉原の郭の灯りの
実写で表現した此の演出家は素晴らしい。
暗闇の中で映る光こそレンブラントやフェルメールが
見出した技法なのだから。




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