監督はイギリス人だが映画は全編ドイツで撮っていて
此の映画の魅力は主役級のオスカー俳優アンソニー・ホプキンスと
ベンキングスレーの二人が悪役で出演している事。
映画は”悪役が強い程面白い”の例え通り
強いだけじゃなくて、二人はキャラクターの肉付けを
遊んでいて、笑えて怖い!
此の監督はミュージック・ヴィデオ出身だから
音楽のセンスも良くて出だしはドイツ流行りのレイブ会場
そこで出会ったカップルが恋に落ちるが彼女は難病を抱えていた。
それで高度なドライバー技術を持つ主人公は
足を洗ったはずの自動車泥棒で大金を稼いで
手術代に当てようと目論んで盗んだものの
そのトラックは麻薬密輸コカインの代金を運んでいた。
それで先の悪の親玉2人は軍隊の様に組織した子分を使い
執拗に彼を追いかけるが彼は抜群のドライバー技術で
カーマニアが涎を垂らして喜びそうな名車
ボルボ、ジャガー、アストンマーティン、ポルシェ、ベンツetc...を
彼は乗り継ぎ、逃げまくり、バンバン衝突しては壊しまくる。
その凄さは車に疎い私にも伝わってくる。
邦題にある様にドイツが誇る高速道路”アウトバーン”を
フルスピードで走る爽快感が堪らない。
アンソニー・ホプキンスは例の殺人鬼レクター博士を彷彿とさせる
インテリ・ギャングに対し、ベン・キングスレーは麻薬漬けのサイコ・ギャング
その演技の鍔競り合いだけで此の映画は見る価値が有る。
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