歴代アカデミー賞作曲賞1970年代 その7
ジョーズ(1976):ジョン・ウィリアムス
彼は此の受賞をはじめとしてオスカーは5回
ノミネートは52回は現役の映画人の中でトップの作曲家である。
ジョニー・ウィリアムス名義で既にドンシーゲルの「殺人者たち」や
ウィリアム・ワイラーの「おしゃれ泥棒」等で評価を得ていたが
私の記憶に残ったのはロバート・アルトマンの「ロンググッドバイ」の
ジャズピアノのセンスが抜群だった。
それもその筈、彼はジュリアーノ音楽院のピアノ科卒
ヘンリー・マンシーニの「ピーターガン」にピアニストとして参加
「シンデレラ・リバティー」のピアノのフレーズも良かった。
それがスティーブン・スピルバーグ監督との出会いで
空軍音楽隊時代の指揮者兼編曲者時代のキャリアが表に出て
ダイナミックでスケール感のある作曲家に変貌した。
そりゃ〜あんな大きな鮫や、UFOに空を飛ぶスーパーマンには
ぴったりの音楽だからね。
ジョージ・ルーカスの「インディ・ジョーンズ」シリーズの
ワクワク感も彼の音楽無しには出なかったと思うよ。
でもアランパーカーの「アンジェラの灰」なんかでも
素晴らしく切ないスコアを書いていた。
まあ、現在名実ともに世界一の作曲家だね。
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