「ナイブズ・アウト」(2019):監督ライアン・ジョンソン
Amazonプライムのスリラーコーナーに此れを見つけた。
ポスター正面に座っているのは”サウンドオブミュージック”の
クリストファー・プラマー。
此の役者、歳を取るほど魅力を増している。
その後ろは、やっと007のボンドを卒業したダニエル・クレイグ。
その隣にはジェレミー・J・カーティス、マイアミバイスの
ドンジョンソンの顔も見える錚々たるキャスティング。
でも主役はキューバ出身で看護師役のアナ・デ・アルマス。
監督はアガサ・クリスティを意識したというか殆ど構成は、まんま。
大富豪の推理小説家が誕生パーティーに家族を集め
その夜、自殺したと言うもの。
いや他殺だと言う家族のもの達は彼の遺言書に誰ひとり
財産を貰えない事を生前告げられて、殺人の動機は全員にある。
ねっ”アガサ”っぽいでしょ(笑)
そして”ポアロ”か”マープル”の登場の代わりに
”ブノワ・プラン”と言う探偵が雇われ・・・と言っても
当人、誰に雇われたのか分からないと言ういい加減な設定。
其れをダニエル・クレイグが演じ、まさにどうして良いか
解らないまま話はどんどん先へ進む。
キレの良いアクション・シーンを封じられたボンド俳優は
まるで精細が無くウロウロしてるだけ。
まあ私立探偵だから、そうするしかないのだが
あのショーン・コネリーも”ボンド”イメージが抜けるまで
かなり時間が掛かった。
そはともかく例よって探偵が容疑者全員を一同に集め、
事のなり行きを解説して行くわけだが、そんなの有り得へんの
どんでんのどんでんで結局、犯人は誰れ?と
まあ、其れは観てのお楽しみと言う事で・・・。
此の後、ダニエル・クレイグとアナ・デ・アルマスは
最後の「007ノータイム・トゥ・ダイ」で又共演してるんだよね。
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