バルカン音楽#25ギリシャ映画音楽
Voyage To Kythira(1984) : Eleni Karaindrou
「シテール島への船出」という邦題で公開された此の映画は
先に「旅芸人の記録」(1975)で、世界の映画界が
久々にギリシャ映画に注目した監督テオ・アンゲロプロスの作品である。
静かな語り口は日本の小津映画とも似て
ハリウッド製活劇とは対照的な存在だ。
音楽を担当してるのは女性作曲家エレニ・カラインドール。
テオ・アンゲロプロス作品は此れが最初だったが
相性が良かったらしく彼が自動車事故で亡くなるまで
殆どの作品にスコアを書いた。
此の歌はギリシャ演歌の様な仕立てで
民族楽器が入らなければ”コブシ”が効いて、そのまま吉幾三が歌っても
ヒットしそうだが、ギリシャがヨーロッパとアジアを繋ぐ
地理上にあることを証明している。
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