2022年11月25日金曜日

黒澤明映画音楽#1
羅生門:早坂文雄
作曲家を奴隷の様に使って評判の悪かったクロサワだが
上手く行ってたのは此の早坂文雄。
此の一つ前の作品「酔いどれ天使」もあるが
少し重苦しいので此の「羅生門」から。
時代劇という事もあるが邦楽と言うより
雅楽の要素を取り入れた楽器構成は海外の人々に
さぞかしエキゾチックな神秘性を感じさせたろう。
そして難解な芥川龍之介の”藪の中”の不条理な世界も。
そして後半の殆どラベルのパクリに等しいボレロ風の曲は
又、日本映画の教養の高さに驚いたに違いない。


0 件のコメント:

コメントを投稿