ロバート・ミッチャム (1917~1997111)
独特な風貌から”スリーピングアイ”とニックネームが付けられた
此の俳優は実に変わった経歴をしている。
1歳の時に父親を亡くし貧しい家庭に育ち早く家を出て
船員になり炭鉱夫、排水溝夫そしてボクサーと
様々な職業経験はその後の俳優として役に立ったことだろう。
先日”キネマ通り”で紹介した異色西部劇「追跡」と
モンローとの共演の「帰らざる河」で一躍スターと成り
戦争映画「眼下の敵」ではドイツ俳優クルト・ユルゲンス
との対決が話題となった。
ヌーベルヴァーグの監督たちが絶賛する「狩人の夜」の悪役が演技が
評判を高めデビット・リーンの「ライアンの娘」へ。
日本を舞台にした「ザ・ヤクザ」では高倉健と共演
その渋い演技はハードボイルド探偵「さらば愛しき女よ」で
ハンフリー・ボガードのそれを越えたと言われている。
長身タフガイ的なイメージだけでなく長いキャリアから
醸し出す雰囲気は誰とも違い
ロバート・ライアンの「ワイルドバンチ」
バート・ランカスターの「アトランティック・シティー」
リノ・ヴァンチュラの「ラムの大通り」と様々なオファーが
有った様だが、それらも彼で観たかった。
私が選んだロバート・ミッチャム・コレクションのラベルは此れ。
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